お客様をリピーターにして
そして生涯顧客になってもらうために
とっても大事な秘訣をお話しします。
音声でもお楽しみください。
お客様の言うとおりにしてはいけません。
お客様の注文通りの仕事をするのは
ご用聞きのレベルです!
プロの美容師はご用聞きではいけないのです。
例えばご年配のお客様
私のお客様はご年配の方がほとんどです。
「カットはせずにパーマをきつめにかけて!!
ついでに白髪も染めといて!」
と言うような注文が多いのです。
こんな時あなたならどうしますか?
出来るだけ髪を傷めないように
技術と薬剤を駆使して
お客様の希望に沿うように
頑張ったら良いと思いませんか?
お客様が希望されている通りに
施術するのがプロだと思っていませんか?
若いころ~独立したての頃の私は
まさにそう思って
すごく努力して頑張っていました。
でもこれダメなんです!
お客様の言うとおりにしてはいけないのです!
・白髪染めとパーマを両方したい
・毎月きついパーマをかけたい
こんなこと繰り返していたら
毛が傷むし細くなるのに・・・
と思いつつ~
若かりし日の私は
お客さんの注文やし、
出来るだけ傷めないように
出来るだけ安い薬剤で
何とかして差し上げるのがプロだ!!
と、思い込んでいたのです。
ですが現実は厳しいのです!
こんな希望のお客様に限って
毛は細く、傷んでいるし
きつくかけたら、余計やりにくくなる。
案の定
そんな事をしていたら
どんどん髪は弱ってきました。
当たり前ですが
毛染めやパーマをかけすぎると
髪は傷んでくるのです。
それくらいは駆け出しの
美容師でも知っています。
なのに
「お客様のご希望通りにするのがプロだ!」
この思い込みが強すぎたんです。
お客様は
パーマをかけすぎて
髪が傷むことを望んではいません。
こんなことは、当たり前ですよねっ・・・
結局、当時お客様の髪を傷めてしまいました。
じゃあ、
お客様は何を望んでいたのでしょうか?
お客様の本音を聞き出せたのは
髪を傷めてしまってからでした。
お客様の思いは
◆白髪はとにかく嫌だから毛染めは外せない
◆ボリュームが欲しいからパーマをかけたい
◆パーマをきつくかけて、最大のボリュームが欲しい
◆仕事上、若く見えたい
◆美容院でくつろぐのが好きだから毎月パーマをかける
◆色々やって料金の支払いが多いほど私が喜ぶと思っていた
以上が本音
はじめからこれだけ聞き出せていたら
毎月パーマをかける必要はなかったのです。
パーマをかけずに育毛ケアをした方が
よほどボリュームが出せました。
そしてもっと早くに、
お客様に信頼されていたはずです。
髪が傷んでしまってから
恐る恐る聞き出したお客様の本音が
先ほど書いたこと全部です。
お客様は素人なのです。
的確な注文などできないのです。
本音を引き出すのがどれほど大切か
このことがあってから
心理カウンセラーの勉強を致しました。
お客様の口にしない本音を探り出す。
これがすごく大事です。
お客様の言うとおり
注文通りにしているのは
単なる ご用聞き なんです。
とっても大事な事なので
しつこいですがもう一回く言います。
お客様の注文通りにしてはいけない!
お客様の口にしない本音を探り出す。
お客様に本当に喜んでいただくには
本音を知る必要があります。
その積み重ねが信頼になるのです。
その日の売り上げをつかむのではなく
本当にお客様の事を考えて
お客様の利益になる事を提案する。
そして信頼して頂く。
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お客様の注文通りにしてはいけない
言葉の裏にある本音を探れ
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