値上げをしたら
お客様が来なくなるんじゃないか?
自分のサロンの料金設定は
これで良いのだろうか?
オープン以来20年、料金はそのままです。
なんて言う人も多いです(笑)
実際、美容室の料金設定は悩みどころですねっ。
今回は料金設定の基準について考えます。
現在の日本は自由経済で
自分の好きに料金設定が出来ます。
誰に干渉されることもなく
好きなように値段を付けて良いのです。
好きにつけて良いと言われたらどうしても
控えめに付けてしまいませんか?
今まで何を基準に
料金を決められましたでしょうか?
私も含めて多くの人は、
基準があいまいじゃなかったでしょうか?
例えば
相場から~自分の経験からと言うのが多いのでしないでしょうか?
市場調査をして、
近くのサロンの料金を調べ参考にして・・・
あるいは
以前勤めていたサロンの料金から導き出して・・・
そして、それらよりちょっと安くしたら
お客様が来てくれるんじゃないか?
なんて、感情を優先して考えませんでしたか?
私はそう考えて最初の値付けをしました。
初めて開業する時は
お客様が来てくれるか不安でしたから
オープン当時のサロン料金は
他よりちょっと安くしました。33年前です。
それじゃアカンと分かり
結果はその後、5回値上げをしました。
美容師は特別な仕事なのです。
一般の人では出来ない専門職です。
思いだしてください!
美容師になるためどれほどの自己投資をして来たか?
美容学校に行き、インターンを経てその後、国家試験を受け
(私の時代は専門学校を卒業してから1年間のインターン実地修練がありました。)
苦労して国家資格を手にしたのです。
学校に通った時間、払った授業料
(私は昼間働いて自分で払いました。)
他の人が遊んでいる時に専門的なことを学びました。
その後、独立した後も講習に行き続け
時間もお金も投資し続けています。
専門家としての価値を考えると
安売りする事はないと考えます。
プロとして自信をもって下さい。
自分の時間生産性はいくらになりますか?
スーパーのパートだと自給1000円とか言われます。
コールセンターだと自給2.000円とか
夜のお仕事だと
自給3.000円とか、5.000円とか・・・
難しい仕事や、ハードな仕事は
時給も高くなります。
長時間労働、低所得と言われる美容業界!
ブラックな業界です。
時間単価を計算するとどうなっていますか?
当たり前のように長時間労働をしていると
時間生産性はとんでもなく低くなることがあります。
1000円カットは、安いように思いますが
時間生産性は6.000円です。
10分で1000円なのです。
一人10分で仕上げるので
1時間で6.000円稼ぎだすのです。
いかがでしょうか?
専門職なのに、、、納得できる時給でしょうか?
月売り上げの目標はいくらですか?
目標の月売り上げから逆算して
客単価をはじき出します。
例えば
※ブラック企業から脱出して
営業時間8時間、稼働日数20日として、
1日の客数は5人とします。
月売り上げ100万円の目標を設定
稼働日数を20日、1日の施術客数5人すると
月に100人の客数です。
客単価は10.000円となります。
この数字から、
整合性の取れた料金を考えるのです。
利益を出して健全な経営をするためには
固定費、材料費、人件費、その他にも必要な経費を
計算していくことは必須です。
安くしないとお客様に悪い
沢山お金をもらうのは良くないんじゃないか?
という感情だけで値段をつけるのではなく
サロンを運営していくために必要な利益が出る
そんな値付けを考えましょう。
お客様も自分も自分も
どっちも幸せになる料金設定
料金を変えるのはとても大変ですが
一番大事な事です。
簡単に出来るものではありません。
凄いパワーと勇気と根気が必要です。
私がサポートしてきたサロンさまも
料金の調整をしましたが
皆苦労しました。
しかし、料金を変てから
皆さん目標達成をしました。
一人で、
月売り上げ150万円、200万円と
目標達成するには整合性の取れた料金設定が必要です。
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