朝の通勤時から
私の前を選挙カーが走り
とうとう、サロンまで30キロ走行しました。
信号待ちでは
窓から身をのり出した
グリーンのジャンパーの人に手を振られ
その気もないのに
「最後のお願い」に会釈して
複雑な気分で始まった一日でした。。。
人の本音はそう簡単には分かりません。
「白髪染めて、パーマもかけて!!
きつくかけといてね。」
ご年配のお客さんって
こんな注文されることがないですか?
私が独立した33年前は
こんな注文が多かったです。。。
・白髪染めとパーマを両方したい
・毎月きついパーマをかけたい
こんなこと繰り返していたら
毛が傷むし細くなるのに・・・
と思いつつ~
お客さんの注文やし、やっとくか~
位の気持ちで仕事をしていました。
こんなご希望のお客様に限って
毛は細く、傷んでいるし
きつくかけたら、余計やりにくそうなのに・・・
そうは思いながら
お客様の希望通りにするのがプロだ
と思っていたのです。
しかし、案の定
そんな事をしていたらどんどん髪は弱ってきます。
毛染めやパーマをかけすぎると
髪は傷んでくるのです。
それくらいは駆け出しの
美容師でも知っていますよねっ。。。
もちろんですが、私も知っていました。
が
お客様のご希望通りに・・・⇒バカでした(‘_’)゜
お客様は
パーマをかけすぎて
髪が傷むことを望んではいません。
こんなことは、当たり前ですよねっ・・・
じゃあ、
お客様は何を望んでいたのでしょうか?
お客様の思いは
①白髪はとにかく嫌だから毛染めは外せない
②ボリュームが欲しいからパーマをかけたい
③パーマをきつくかけて、最大のボリュームが欲しい
④仕事上、若く見えたい
⑤ご主人が年下だから、年上に見えるのは嫌
⑥美容院でくつろぐのが゜好きだから毎月パーマをかける
⑦料金の支払いが多いほど私が喜ぶと思っていた
(そんな風に見えたのは、ガツガツしていたんでしょうね(‘_’))
以上が本音
はじめからこれだけ聞き出せていたら
毎月パーマをかける必要はなかったのです。
パーマをかけずに育毛ケアをした方が
よほどボリュームが出せました。
そしてもっと早くに、
お客様に信頼されていたでしょう
髪が傷んでしまってから
恐る恐る聞き出したお客様の本音が
先ほど書いたこと全部です。
本音を引き出すのがどれほど大切か
本音を聞き出せなかったら
お客様も自分も不幸になるのです。
お客様に喜んでもらうためには
カウンセリングは必須のスキルです。
愛される美容師はカウンセラーでなければならないのです
お客様に感動を与え続けるためには
本音を知る必要があります。
その積み重ねで、
お客様は
あなたに会うために来店されるのです。
お客様に喜んでリピートしてもらうには
いつも感動してもらわいないとダメなのです。
終わりなき感動の提供です。
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お客様の言うとおりにしてはいけない
言葉の裏にある本音を探れ
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あなたがやるべきことを順番にお伝えします。