• 子どもをキチンと育てる余裕もなく幸せな家庭を持つことも諦めなければならないのか?!
  子育ても楽しむ
  美容師だから仕方がない、何時に終わるか分からないのも当たり前
  自分に言い聞かせて毎日を繰り返しています。
  朝早くから夜遅くまで忙しくトイレも行けず食事もとれず・・・・
  閉店後も、掃除とレッスン寝る間を惜しんで研修を受け腕を磨きつづけます。

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お客様により良い技術を提供するため使命感が強い、技術が命の美容師は
休みの日も研修を受け続け、プライベートな時間も少ない。
技術職だから研修を受けるのは当然ですが体調管理さえ怪しくなってきます。
日常的に腰痛と倦怠感を引きずっている人も多いのでは?
そして、一番辛いのが「低所得」。
お給料が安いのです!スタッフに保障もつけてやれない!

好きな仕事だから続けられる
生活も体もきつくてもこの仕事が好き
それだけで続けてきたけど～

家庭を持って子どもが出来たら不安ですよねっ!
子育てする環境、時間的にも経済的にも厳しくなります。
今のまま、美容業界で生き続けられるのか・・・
ママだけでなく、パパ美容師も家族に安定した満足な生活を与え
守り切れるのか、不安でいっぱいの業界です。

美容師は、年末も正月も無く人が遊んでいるときは働き
朝から晩まで立ちっぱなし、昼ごはん抜きは当たり前

気が付いたら、１日中トイレも行っていなかった
でも、お客様であふれかえるサロン。お客様が一杯で大忙しが落ち着くのです。

忙しいねぇ～、うちはお客様に大人気で有り難いことです。

美容師は忙しいのか当たり前
暇だと怖い!落ち着かない!

どんなお客様でも神様です。
とにかく多くのお客様にご利用いただけるのが繁盛店
これこそ、誰も疑わない常識だったのです。

30年前のママ美容師、私の話です。
お客様に人気で指名も多く、いつでも忙しくてフラフラ、
体調も悪く、風邪もひきやすく、腰痛や膀胱炎が持病

忙しいけど不健康。仕事だけが人生だった
好きで選んだ仕事だから・・・・・?

当然、子供や、家族のことも後回し、ご飯も一緒に食べられない
子供の参観日も運動会も行けなかった
子供が病気になった時でもお手伝いさんを雇って仕事に行った
売れっ子の美容師だから仕方ない
こんなもんだと思い込んでいました。

こんな普通がおかしいと思った突然の出来事

28歳雇われ美容師だった夏の頃
ある朝早く、あれは明け方の5時ごろ、4歳の長女のうめき声で目が覚めました。

ふっと、横に寝ている4歳の長女を見ると
なんと
そこに寝ているのは、娘とは似ても似つかない顔の崩れた子供
可愛くパッチリした目も無くなり

一言でいうと『オデコのお化け』になっていました。
声にならないうめき声!
何が起きたのか理解できない。
泣きもせず、言葉も発せられない
息をするのも辛そうな娘を抱きかかえ
近くの病院へ行きました。。。

この時ばかりは、仕事のことは頭になかった
病院についた時は、意識も無くなっていました

『面疔です。これだけ腫れていたら膿が脳に回っているかも知れません
万が一の事も覚悟してください。』

医師の言葉に私はどうしていたのか覚えていません。

ただひたすら、申し訳なかった
命を取りとめても、もしかしたら・・・・
このまま、家に帰れることも無く・・・
ごめんね
ごめんね

もっと良く見ていてやれば、もっとと早く気づいてやれたら
頭の中を、そんなことがグルグルするだけ、まさに目の前が真っ暗でした。
何時間待ったのか分からないその時

『いた～いよぉぉ!! 　おかぁしぁーん!! たすゅけてぇぇ～!!』

我が子の叫び声に、処置室に飛び込みました。

裸にされて、点滴が刺さった小さい体
おでこを切開して膿を取り除く処置がされていました。
ギリギリのところで脳は侵されていなかったのです。
奇跡的に助けていただけました。

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